OCNとレンタルHGWの組み合わせで家庭内サーバーへのアクセスが不可能になった件について

対処法は諦めるか問い合わせるかルーターを追加するか交換するかです。

家庭内サーバーにアクセス不可能に

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余らせたAndroid端末をサーバー化して利用していて、

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VPNは外部からアクセスが可能なようにしてあったのですが、いつの間にか外部からアクセスできなくなっていました。

HGWがポート開放不可能に

改めて設定を確認してHGWも確認したところ、ポート開放に利用していたはずの静的IPマスカレード設定自体が元々なかったかのように消えていました。えぇ・・・ちなみにPR-S300SEです。

つまりポートが開放されていなかったためアクセスできなかったということです。

原因はIPoEへの移行

私はISPにOCNを利用しているのですが、IPoEには自動で移行していました。

確かに今確認すると自動で移行するというメールは届いていたのですが、ISPのメールアドレスは確認していませんでしたし、こういった悪影響が出るとは考えていませんでした。

IPoEへの移行でHGWにIPoE用のソフトウェアが自動で追加され、静的IPマスカレード設定などの設定は自動で削除されていました。

配信済事業者ソフトウェアからの設定が不可能

IPoE方式での接続にOCNバーチャルコネクト系以外が利用されているISPの場合は配信済事業者ソフトウェアからNAT設定などが可能な場合がありますが、OCNはできません。

利用できるポート番号などを確認できるソフトウェアは配信されていますが、それに設定機能などは何も含まれていないのでポート番号を確認することができても開放ができません。

対処法について

様々な対処法が考えられます。

ISPに連絡する

ISPに連絡することでHGWに配信されたソフトウェアをどうにかしてうまいことしてくれるかもしれません。

もしくはIPoEを解約してPPPoEに戻すことで今まで通り利用することができます。ただしその場合IPoEによる通信実効速度向上の恩恵を受けることはできなくなります。

まぁ私の場合昔から十分高速で不満がないので戻しても良いのですが・・・

OCNバーチャルコネクト対応で各種設定に対応しているルーターを利用する

この問題はHGWに配信されるソフトウェアが微妙すぎることで起きている問題なので、OCNバーチャルコネクトなどに対応していて各種設定ができるルーターを利用すればおそらく問題なく利用できると思います。多分。

ただし、軽く調べたところIPoEで接続すると各種設定が無効になるようなルーターもあるようなのできちんと調べて購入してください。

IPv6で直接接続する

静的IPマスカレード設定などは消えましたが、代わりにIPv6パケットフィルタ設定なるものが追加されました。

IPv6は基本的にグローバルアドレスで、半固定のIPv6アドレスも各機器に割り振られているのでそれを利用することで直接接続することができます。

ですがそれではセキュリティ的によろしくないのでIPv6パケットフィルタ設定があります。

そのため、利用したい通信をIPv6パケットフィルタ設定で許可し、IPv6で接続することでアクセスすることができます。

ただし、接続元もIPv6に対応している必要があります。一部のMVNOであったり、公衆無線LANなどからだと利用できない可能性があります。

PPPoEを併用する

ルーターを余らせている場合はそれをPPPoE接続用ルーターとして利用することでPPPoE接続も併用することができます。

ある程度古いルーターだったとしてもPPPoE接続に対応しているので、余らせているルーターがある場合や、無線LANルーターをHGWと別で利用している場合などはこちらの方法が良いかと思います。

私の場合は今利用している無線LANルーターはLAN側がギガビットイーサネットではなくメガビットイーサネットなのですが、以前使っていた無線LANルーターがLAN側もギガビットイーサネットなのでそれを引っ張り出してネットワーク構成に追加してPPPoEも併用しようと思います。

ルーターを2台利用してIPoEとPPPoEを併用する

ということでHGWとは別にルーターがある場合はそれを利用すると良いと思います。これならばIPoEの速度を堪能しつつサーバーのみPPPoEで通信するということが可能になります。