ルーターを2台利用してIPoEとPPPoEを併用する

偶然昔利用していた無線LANルーターが余っていたのでそれを利用してIPoEとPPPoEを併用しようという記事です。

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外部から家庭内VPNサーバーにアクセス不能に

OCNとレンタルHGWの組み合わせで家庭内サーバーへのアクセスが不可能になった件について

たま~~~に外部から家庭内のネットワークにアクセスしたいときに利用していたVPNサーバーが利用できなくなっていました。

原因はISPが自動でIPoEに移行させ、HGWのソフトウェアが変更されたことです。普段のインターネット利用は高速化したのでそれは良いのですが、代わりに家庭内サーバーを外部からアクセスする上で不都合な問題が発生してしまいました。

PPPoE接続用ルーターを用意することで解決する

HGW側はIPoE接続しかできないようになってしまいましたが、他のルーターを用意すれば以前と同じようにPPPoE接続をすることも可能です。

ですがせっかくの高速なIPoEはそのまま利用したいので、HGWはIPoEで接続しつつ、他のルーターをPPPoE用として接続することで併用しようと思います。

用意したルーターについて

ルーターは余らせていたAterm WR8370Nを用意しました。

10年前に購入したもので、Wi-Fi 4まで対応という古さだったこともありWi-Fi 5対応の無線LANルーターに買い替えたまま数年間ホコリを被っていました。

本来ならばその新しく買い替えた方の無線LANルーターを利用すれば良いのですが、Wi-Fi 5対応なのに有線LANポートが100Mbpsまで対応というケチ仕様なものを購入したので(当時はWi-Fiしか利用しないんだから安いこれでいいやと選択しました)、Wi-Fiは4まで対応ではあるものの有線LANポートは1Gbps対応な古い無線LANルーターを利用します。

インターネットへの接続だけを考えれば100Mbpsでも十分なのですが、Sambaサーバーなどを接続して家庭内でファイルを送受信するので100Mbpsではさすがに遅すぎます。

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HGW側の準備

ということで色々やって併用できるようにします。

まずHGW側でPPPoEブリッジを有効にします。ルーターによってはPPPoEパススルーと書かれている場合もあります。

追加するルーターの初期化

以前使っていたアクセスポイントモードの設定のままだったので初期化してルーターモードで動くようにします。

本体側をRTモードにし、電源を入れ1分待機、RESETスイッチをPOWERランプが赤点滅になるまで押し続けます。

初期設定

PPPoEで接続するように初期設定を行っていきます。

ルーターがRTモードになっていることを確認して電源接続、LANとPCをつなげてhttp://web.setupもしくは192.168.0.1にアクセスしてください。

管理者パスワードの設定が必要なので設定してください。

設定が完了するとログイン要求が出るので、ユーザー名にadmin、管理者パスワードに先程設定したものを入力するとらくらくWebウィザードが開かれます。

WANをHGWのLANを接続してください。

PPPoEルーターを選択し、ISPのユーザー名とパスワードを入力します。

自動で再起動され、設定が完了します。

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接続チェック

OCNの場合はこのサイトを利用するなどしてIPoEではなくPPPoEで接続されていることを確認してください。

なお、インターネットに接続できない場合は先程設定したISPの情報が正しいか確認してください。

現在の状態について

この状態だとHGW側にLANケーブルなりを接続することでIPoE接続として、追加したルーター側にLANケーブルなりを接続することでPPPoE接続として利用することが可能です。

ネットワークを統合させる

現状のネットワークではHGWとルーター間で相互に通信できません。

おそらく色々やればつなげることはできますが、統合させてしまったほうが何かと便利なので統合させます。

ここから先の工程はHGWとルーターどちらに接続しても同じネットワークとしてアクセスしたい、どちらに接続してもIPoE、PPPoEを選択して接続できるようにしたいという人だけが行えばOKです。

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ルーター側の設定

競合するのでHGW側でDHCPを有効にしている場合はルーター側のDHCPを無効にしてください。なお、ここでDHCPを有効にしたほうがデフォルトでインターネットに接続される接続先となります。つまりデフォルトでIPoEに接続したい場合はHGWのDHCPを有効に、PPPoEに接続したい場合はルーターのDHCPを有効にすると良いと思います。

また、同じネットワークにするためにルーターのIPアドレスをHGW側に合わせて固定してください。例えばHGW側が192.168.1.xxxならば192.168.1.yyyで固定します。私はHGWを192.168.1.1、ルーターを192.168.1.2に設定しています。

IPv6パススルー機能がルーターにある場合は無効にしてください。

HGWとルーターを接続

HGWとルーターのLANポート同士を接続してください。

物理的にはルーターが2つ、しかもLANポート同士を接続するという非常に不安になる構成ですが、おそらく問題なく利用できると思います。

現在の状態について(統合後)

この状態だとHGW側に接続してもルーター側に接続してもDHCPが有効になっているHGW側からインターネットに接続され、全てがIPoE接続になると思います。

PPPoE接続にしたい場合は、PPPoE接続したい機器のIPアドレスを固定し、デフォルトゲートウェイにルーターのIPアドレスを指定します。

例えば私の場合は192.168.1.2をデフォルトゲートウェイに指定することでインターネットはPPPoEで接続されることになります。

どちらに接続しても家庭内では相互に接続することができます。

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これで無事にIPoEとPPPoEを併用することが可能になりました。

ネットワーク構成がどんどん複雑になっていきます・・・