Raspberry PiでSambaサーバーを建てる

Raspberry Piを各種サーバーにする

3TBの外付けHDDを用意したのでRaspberry PiをNASにしようと思います。

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ストレージの用意

接続するストレージを利用できるように用意します。

フォーマット

今回はWindowsでもLinuxでも利用できるようにしたいため、一旦Windows側でNTFSフォーマットを行ってください。

大容量のファイルをコピーしたい場合はこの時点でしておくと早いかと思います。

NTFS-3Gのインストール

sudo apt install -y ntfs-3g

NTFSを利用するために必要なのでインストールします。

自動マウント設定

起動時に自動でマウントされるように設定します。

sudo fdisk -l

実行して利用するドライブのパスを確認し、

sudo blkid /dev/sdb1

実行するとUUIDが確認できるので、

sudo nano /etc/fstab

にすでに書かれているものの下に

UUID=取得したUUID /mnt/hdd ntfs-3g defaults,nofail 0 0

のように記述してください。

sudo reboot

Raspberry Piを再起動し、

df

と実行してマウントされているか確認してください。

Sambaの用意

sudo apt-get update
sudo apt-get install -y samba

と実行してSambaをインストールします。

WINS設定がなんちゃらという画面が出た場合は必要ないので”NO”を選択してください。

sudo nano /etc/samba/smb.conf

の末尾に

[共有フォルダー名]
comment = NAS
path = マウントしたパス
read only = no
browsable = yes
force user = ログインユーザー名

のように設定して保存してください。

ユーザーの登録

Sambaにアクセスするためのユーザーを登録します。

sudo smbpasswd -a ログインユーザー名

と実行することでパスワードを設定できます。パスワードを入力して登録しましょう。

sudo systemctl restart smbd

登録後はSambaを再起動させます。

利用

Windowsなどの場合、エクスプローラーからネットワークを開くと確認できると思います。ログインして利用してください。

速度について

読み込みは1Gbpsを使い切るレベルに早いですが、書き込みに関してはその半分程度の速度です。十分高速なので快適に利用はできます。

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これでRaspberry PiをNAS化することができました。

ただ書き込みが40MB/s程度と読み込みが110MB/s出ているのに対して若干遅めなのが残念ではあります。
まぁ実用上は問題無い十分な速度なので気にしなくても良いのですが・・・