Microsoft FlowのFTPトリガー”ファイルが追加または変更されたとき(プロパティのみ)”でも50MB以上のファイルを扱えません
- 2019.07.21
- Webサービス
- Microsoft Flow, Microsoft Power Automate, Webサービス, サーバー
というかMicrosoft FlowのFTPでは50MBのファイルを取得できません。
/*
コンテンツが要求されても、トリガー「ファイルが追加または変更されたとき」は50MBを超えるファイルを取得しません。50MBを超えるファイルを内容の取得とともに処理する必要がある場合は、「ファイルが追加または変更されたとき(プロパティのみ)」というトリガーを使用してから、「ファイル内容の取得」操作を実行できます。
*/
と翻訳されたためてっきりひと手間加えれば50MB以上のファイルを扱えるものだと思ったのですが、別の問題で扱えませんでした。
トリガー”ファイルが追加または変更されたとき(プロパティのみ)”を使ったGoogle Driveへのバックアップ方法
基本的には”ファイルが追加または変更されたとき”と同じですが、プロパティのみの場合はその名の通りファイルのメタデータのみの取得となるのでそのメタデータからファイルコンテンツの取得をする必要があります。
フローの作成
“ファイルが追加または変更されたとき(プロパティのみ)”を使ったテンプレートは無いので、自分で一から作ることになります。
マイフロー→新規→自動-空白から作成から、フローのトリガーを”ファイルが追加または変更されたとき(プロパティのみ)”にして作成します。
更新監視させたいフォルダーを指定し、新しいステップからファイルコンテンツの取得を選択します。(パスによるファイルコンテンツの取得でも良いですが、その場合後述するIDではなくパスを指定することになります)
ファイルの選択を、動的なコンテンツの”ファイルの一覧 id”にします。
新しいステップからGoogle Driveの”ファイルの作成”を選択し、ファイルコンテンツを動的なコンテンツから”ファイルコンテンツ”、ファイル名は何でも良いですがファイル名にするのならば”ファイルの一覧 Name”、フォルダーのパスはGoogle Driveにアップロードしたいフォルダーを指定します。
これで保存すればOKです。
50MB以上のファイルはエラーで取得できず
確かにプロパティのみにしたことで50MB以上のファイルでもスキップされることはなくなりましたが、今度はファイルコンテンツの取得で”BadRequest.”、”無効な要求が行われました。渡されたパラメーターとアクションを調べてください。”とエラーが出てしまいました。
調べるとやはりMicrosoft FlowのFTPでは50MBまでのファイルしか取得できないようです。なら紛らわしい書き方をしないでくれ・・・というか早く上限を撤廃してくれ・・・
ということで諦めてローカルでbat手動バックアップになりそうです・・・
WordPressのバックアップをフルバックアップではなく差分バックアップなどにするという手もあるのですが、自動でできるわけではなく手動で指定することになりますし、復旧する際にも手動マージで完全性が失われそうで怖いので(大丈夫だとは思いますが)それは後々考えようと思います。
とはいえ、想像以上のペースで容量が増えていっているのでどこかでやることになると思います。その時にMicrosoft Flowの自動バックアップは再度利用させてもらうことにしましょう・・・
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