OBS Studioの構築メモ

個人的に一番最強なデスクトップキャプチャーソフトウェアだと思っているOBS Studioの設定などをメモっておきます。

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録画と生放送用のオープンソースソフトウェア

Bandicamやアマレココなどいろいろとデスクトップキャプチャーソフトウェアはあると思いますが、個人的にはこのOBS Studioが一番便利だと思います。

設定も豊富ですし、生放送もできますし、かなり多機能でクロマキー合成やブラウザー表示など生放送で欲しくなる機能もほぼ揃っています。しかもオープンソース。最高か?

OBS Studioのダウンロード

ここから自分のOSに合わせてダウンロードしてください。

私はポータブル運用をする予定なのでWindows版のzipをダウンロードしました。

OBS Studioをポータブル運用する

zipでダウンロードしたとしてもデフォルトでは個人用フォルダーに設定データなどが保存されてしまいます。

それでは困るのでOBS Studioのフォルダー内に保存されるようにポータブル設定します。

このフォーラムによるとOBS Studioの起動用ショートカットに”–portable”か”–p”を追加するか”portable_mode.txt”というファイルをOBS Studioフォルダー内に作れば良いようです。

個人的に”portable_mode.txt”を作成したほうが都合が良いのでそちらにしようと思います。

ファイルの位置はおそらく指定されていないのでとりあえずOBS Studioの一番上のフォルダーに”portable_mode”というファイル名のテキストファイルを作成しました。

この状態で起動し、OBS Studioの一番上のフォルダーにconfigフォルダーができていればきちんとポータブルとして設定されています。

なお、今まで普通に利用していた場合は”%AppData%\obs-studio\basic\profiles”にプロファイルがあるので、それを”config\obs-studio\basic”に移動することでプロファイルを引き継ぐことができます。

OBS Studioの設定

起動すると設定ウィザードで簡単に設定することができます。

が、私は一から自分で設定しようと思います。

ファイル→設定から設定をすることができます。

一般

起動時に自動的に更新を確認する

チェックを外します。更新がめんどくさいからです。

配信を開始するときに確認ダイアログを表示する

チェックを入れます。

私は今の所生放送をする予定が無いので入れなくても良いのですが、一応入れておきます。

配信時に自動的に録画

チェックを入れます。

私は今の所生放送をする予定が無いので入れなくても良いのですが、一応入れておきます。

出力

出力モード

詳細にしておきます。

そこまでエンコード設定に詳しくはありませんが、一応・・・

配信

生放送をする予定はありませんが、設定しておきます。

エンコーダ

NVIDIA NVENC H.264 (new)にします。

基本的には自分の環境と好みに合わせて選んでください。OBS 23以降は最適化されたNVEncを利用できるらしいのでNVEncにしました。せっかくのGTX1060なので・・・

GPUを搭載していない場合はQuickSync H.264が良いと思います。

レート制御

VBRにしました。

CBRは固定ビットレート、VBRは可変ビットレートです。VBRのほうが容量や画質に関しては有利です。

ビットレート

4500Kbpsにしました。720p60FPSでは2500Kbpsにします。

Googleによると1080pかつ60FPSの推奨下限ビットレートが4500Kbpsだからです。

最大ビットレート

9000Kbpsにしました。720p60FPSでは6000Kbpsにします。

Googleによると1080pかつ60FPSの推奨上限ビットレートが9000Kbpsだからです。

プリセット

Max Qualityにします。

問題が出たら下げます。

録画

私が主に使うのはこっちです。

種別

カスタム出力(FFmpeg)にします。NVEncでHEVCエンコードしたいので・・・

ファイルパスまたはURL

“C:/Users/%UserName%/Downloads”にします。ダウンロードフォルダーを一時フォルダーとして使っているからです。

コンテナフォーマット

mp4にします。とりあえず。

映像ビットレート

7500Kbpsにします。720p60FPSでは5000Kbpsにします。

1080pで60fpsな上にハードウェアエンコードなのでこれでも若干少ないかも知れません。わかりません。

キーフレーム間隔(フレーム)

30にします。

フレームレートの半分が良いらしいので・・・

映像エンコーダ

hevc_nvenc(hevc_nvenc)にします。負荷をかからないようにしつつ高圧縮にします。

映像エンコーダ設定(ある場合)

“preset=slow rc=vbr”にします。

多分これで2パスの可変ビットレートに設定されると思います。おそらく。

音声ビットレート

320Kbpsにしておきます。

とりあえず320Kbpsあれば過剰レベルに十分です。

音声

トラック1

トラック2

トラック3

音声ビットレートを320にします。とりあえず。

映像

基本(キャンバス)解像度

1920×1080にします。720p60FPSでは1280×720にします。

とりあえずFHD。

出力(スケーリング)解像度

1920×1080にします。720p60FPSでは1280×720にします。

とりあえずFHD。

FPS共通値

60にします。

とりあえず60FPS。

プロファイル

この設定をプロファイルとして保存しておきます。

無題として保存されているので”1080p60FPS”に名称を変更します。

また、複製し720p60FPSのプロファイルも作っておきます。

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しっかり設定をしようとすると面倒ですが、ここまで設定しなくても普通に使えます。

とりあえず使ってみて設定は後から変更でも良いかも知れません。

OBSを仮想カメラとして出力する