プライベートDNSを利用する

Android 9以降の端末ならば、Wi-Fiやモバイルネットワークなどに関わらず自分の好きなDNS over TLS対応のDNSを利用することができます。

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プライベートDNSとは

プライベートDNSを利用できる機能です。

まぁそう言われてもわからないと思うのでもう少し解説します。

Googleの言うプライベートDNSというものはDNS over TLSのことのようで、DNS over TLSを利用することができる機能ということです。

DNS over TLSとは

DNS over TLS/HTTPSについて考える

 

DNS over TLSは超簡単に言うと名前解決で利用される通信のセキュリティを高めることができるたりするプロトコルという感じです。

詳しくはIIJが書いている記事をご覧ください。

プライベートDNSを利用する

ということで利用します。

Android 9以降の端末を用意し、設定→ネットワークとインターネット→詳細設定→プライベートDNSから設定します。

“OFF”はプライベートDNSを利用しない、”自動”はDHCPなどですでに設定されているサーバーがDNS over TLSに対応していればDNS over TLSを利用、”プライベートDNSプロバイダのホスト名”はDNSの手動設定です。

“プライベートDNSプロバイダのホスト名”はDNS over TLSに対応しているDNSサーバーのアドレスを入力する必要があります。
通常、DNSを利用する際にはGoogle Public DNSでは”8.8.8.8″、Cloudflareが提供しているDNSでは”1.1.1.1″とIPアドレスを入力しますが、DNS over TLSではDNSサーバーのアドレスが必要です。
あくまでもプライベートDNSはDNS over TLS対応のDNSサーバーに接続する機能であり、モバイル回線でも任意のDNSサーバーを利用可能にする機能ではありません。

今回の場合、Google Public DNSでは”dns.google”

Cloudflareが提供しているDNSでは”1dot1dot1dot1.cloudflare-dns.com”

AdGuard DNSでは”dns.adguard.com”を入力します。

自分の利用したいDNSサーバーのDNS over TLS用アドレスを探してください。

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これでいちいち利用するWi-FiやモバイルネットワークごとにDNS設定をしなくてもDNS over TLS対応のDNSサーバーに接続できるようになりました。便利。Android最高!!!

自分でカスタマイズしたフィルターを適用できる”NextDNS”を使ってみる