動かないKinect v2を修理する記事 電源が入らないKinect復活編
T10セキュリティトルクスドライバーとサーマルヒューズを手に入れたので修理します。
症状
このKinect v2は接続しても全く反応がありません。どこかが壊れているのでしょう。
修理方法
完全に電源が入らないKinect v2はサーマルヒューズが飛んでいるせいで電源が入らなくなっていることが多いようです。
そしてサーマルヒューズを交換すれば直るらしい・・・
修理手順
禁則事項が大量に写り込んでいるのでもはや意味のわからない画像になってしまっていますが、これが今回修理する電源の入らないKinect v2です。
これを分解していきます。あたりまえですが自己責任です。
なお、詳しい分解手順は”Kinect v2 Fix”などでYouTube検索をすればぼちぼちの数の動画が出てきます。
裏側のネジ隠しシールを剥がし、T10セキュリティトルクスドライバーを利用してネジを抜いていきます。
ネジが抜けた後は割と簡単にプラスチック部分が取れます。
次にここにあるネジを抜いて表側のプラスチック部分も取ります。
ネジを抜いてぼちぼちの力を加えて取ってください。
プラスチック部分が取れるとこの様に重要そうな部品が見えてきます。
そしてその重要そうな部品の隙間から見える物がサーマルヒューズです。さらに分解すれば取りやすくはなりますが、分解が面倒なのでこの隙間からピンセットを活用していい感じに抜いてください。
そして取れたサーマルヒューズがこれです。
本当にサーマルヒューズが原因なのかどこの家庭にでもあるであろうテスターを使って通電テストをしてみてください。
ここで通電してしまった場合はサーマルヒューズのせいではありません。その場合この記事はこれ以上の解決策を提供できませんのでご自身で頑張って解決策を調べてください。
サーマルヒューズのせいだった場合はこの様に切断してしまいます。
そしてどこかで調達したサーマルヒューズのサイズを合わせます。
サーマルヒューズをはんだでくっつけます。
なお、サーマルヒューズは熱で飛ぶ仕組みなのではんだごてで長いこと熱を与えると飛びます。上手いこと頑張ってやってください。私はサーマルヒューズ5個のうち4個をだめにしました。
なお、自分でコネクターを用意して作成する場合、PHコネクターが適合します。
作成後改めて通電テストをしてみてください。通電したら成功です。おめでとうございます。器用ですね・・・
後は今作成したサーマルヒューズをKinectに戻し、プラスチック部分も戻し、動作チェックをしてうまいこと動けば成功です。おめでとうございます。
サーマルヒューズの交換の場合はそこまで分解が必要ではありませんが、半端に電源が入るKinectの修理はもうちょっと分解する必要があります。頑張りましょう。
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