画像データを電子書籍向けに変換する”ChainLP”を利用する

koboTouch用に画像データを変換するのに利用していましたが、今回は改めて構築してPDFに変換する設定で利用したいと思います。

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形式変換、画像補正、傾き補正、その他諸々ができるソフトウェア

JPGやPNG、PDF形式などはもちろん、Mobiやcbz形式など様々な電子書籍リーダー向けの形式にも対応している非常に便利なソフトウェアです。

形式変換と同時に手動・自動の画像補正や傾き補正も利用することが出来ます。すごい・・・

ChainLPの用意

ここから最新版をダウンロードしてきてください。

ZIPファイルの利用

基本的にはこれだけでも利用することが出来ますが、画像ファイルをzipで固めているものを対応させる場合は別にDLLファイルを用意する必要があります。

zip展開用のUNZIP32.DLL、

圧縮用のzip32.dll、ZIP32J.DLLを利用する場合は用意してください。

unzpxxxはダウンロードしたら実行しインストールするなり、分かる人はアーカイバを使ってDLLのみを取り出すなりしてください。
残りは展開し、DLLを取り出します。

用意したDLLをChainLPのルートディレクトリに移動させればZIPファイルを利用することができるようになります。

PDF変換設定

基本的には好みなところが多いので自家製秘伝の設定を突き詰めてください。私はよくわからないので最低限必要そうなものを設定します。

画像の入力

変換したい画像をD&Dしてください。

カラー誤判定一括変更

画像を読み込むときに自動でカラーかどうか判定されます。が、単色な書物ながらも一応カラーというものはうまいこと判定されないことがあります。その場合はCtrl+Aで全選択し右クリックして挿絵を選択することですべてカラーとして変換させることが出来ます。

逆に本文を選択するとモノクロになります。

出力

ここは変換したいファイル形式を指定すればOKです。今回はPDFなのでPDFを選択します。

サイズ

利用する電子書籍リーダーが決まっているような場合はそのリーダーの解像度に合わせることで無駄にファイル容量を大きくせずに済みます。

が、今回は決まっていないので元スケールを指定し画像ファイルと同じサイズにしました。

縦横比チェック

カバーのスキャンがなんかな場合はなんかするみたいですが、私はそうじゃないっぽいのでチェックを外しました。

ページ補正

ここで傾き補正などがされます。

小説ならば小説優先、その他ならばコミック優先で良いような気がします。

完璧にスキャンされていて、傾き補正も何もいらないという場合は有効にしないほうが画像が変に補正されるリスクがなくなるので良いと思います。

出力

あとは右上のほうの出力ボタンを押せば変換が開始されます。

元画像サイズが大きかったり、枚数が多かったり、かなり補正されるような設定をした場合はそこそこ時間がかかると思います。待ちましょう。数分程度で終わるとは思います。

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本当に様々な形式に対応しているので、自分でスキャンした画像を各種電子書籍リーダーで読むような場合は必須レベルなソフトウェアかもしれません。