GCEの無料枠がf1-microからe2-microにアップグレードされました

f1-microを利用している人はe2-microに自分でアップグレードしないと無料で利用できなくなります。

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f1-microを利用している私に数百円の請求が

このブログのシステムを再考してみる Google Compute Engineを使ってみる編

このサイトはGCPのGCEのf1-microインスタンスで動かしていて、今までは高くても数十円程度のほぼ無料な請求しか来ていなかったのですが、9月から急に数百円の請求が来るようになりました。

請求額の多くは”Micro Instance with burstable CPU running in Americas”が占めていました。これはCPU性能を一時的にバーストしてくれる機能の請求分のようです。

とはいえ今までと同じ程度のCPU負荷しかないのに今まで請求されていなかったものが急に請求されるのは謎ですし、9月1日から急に請求されるようになったのも謎です。

答えは7月21日のメールに

この謎の答えは7月21日に届いていた英語のメールにありました。

内容としては、8月1日から無料枠の対象がf1-microよりも性能の良いe2-microに変更され、今後も無料で利用したいのならば8月31日までにf1-microからe2-microへ移行すること、というものでした。完全に読まずにスルーしていた・・・

もともとGCEの無料枠といえば0.2vCPUでメモリ0.6GBなf1-microインスタンスでしたが、8月1日からは0.25vCPU(定期的に2vCPUにバースト)でメモリ1GBなe2-microインスタンスとなります。

また、f1-microは9月以降無料枠としての割引が効かなくなります。なので私のもとに数百円の請求が・・・

アップグレードする

基本的にe2-microにアップグレードした場合のデメリットはありません。純粋に性能が良くなりますし、e2-microならば今後も無料枠として利用することができます。

なので早速アップグレードします。なお、途中でインスタンスを停止する必要があるので、Webサイトを動かしている場合などはアクセスが少ない時間などに行うと良いかと思います。

Google Cloud Consoleを開き、利用しているVMインスタンスを開きます。

停止し、上部にある編集をクリック、マシンタイプをe2-microに変更、保存して開始すればOKです。

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体感ではそこまで変わった気がしませんが、これまでよりも性能が良くなり更に安心してサイト運営ができそうです。