AdGuardを利用する

サイト運営者としては広告ブロックを導入しないでくださいとしか言いようがありません。

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Android端末で広告をブロックしたい

我々サイト運営者としてはサイト運営資金を少しでも得ることでモチベーションを必死に保っているので広告ブロックは完全に敵です。

が、我々閲覧者としては画面下にずっと表示されるものであったり、無駄にデータ容量を消耗する動画であったり、誤クリックを狙った画面に追従するものであったり、スワイプを邪魔する3Dモデルであったりという広告は完全に敵なわけです。(私のサイトは少なくとも邪魔な位置に広告は配置されていないはずです!!!)

狙って許されざる広告配置ををしているようなサイトが多いのも事実で(とはいえその収益でコンテンツを提供しているのだからブロックするなんてご法度ですが)ただでさえ1GBプランで余裕が無いデータ容量をそのようなサイトで消耗させるわけにはいきません。

とは言っても広告はブロックするべきではありません。(重要)広告はブロックするべきではありません!(強調)

PCならば簡単にブロック可能

Chrome向け広告ブロック拡張機能はNano AdblockerとNano Defenderの組み合わせが最強かもしれない

PC用ブラウザーでの広告ブロックは拡張機能を導入するだけで済むため簡単なのですが、Android端末となると話は変わってきます。

とはいえそこまで難しいわけでなく、アプリをインストールして設定をすればブロックすることは可能です。

広告ブロック機能が搭載されているブラウザーアプリを使うという手もありますし、AdGuardのようにローカルVPNを経由することでブロックするようなアプリを使うという手もあります。

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AdGuardのメリット

ではなぜAdGuardが良いのか、メリットを一部あげます。

好きなブラウザーが利用できる

広告ブロック機能が付いているブラウザーを利用する場合は好きなブラウザーを利用することができなくなってしまいますが、AdGuardの場合は好きなブラウザーを利用する事ができます。

アプリ内の広告をブロックできる

ブラウザーアプリで閲覧するWebサイトだけではなくアプリ内の広告もブロックすることができます。

ただし一部大手サービスアプリの広告はブロックできません。

アプリごとに細かく設定できる

アプリごとにブロックするかどうかなどを設定できます。

AdGuardのデメリット

ローカルVPNを利用するため、若干のデメリットも発生します。

VPN接続時は利用不可

AdGuardはローカルVPNを利用して広告ブロックを行うため、普段からVPN接続をしているような人は利用できません。

そういう場合は諦めるかVPN側でAdGuard DNSを利用することを検討してみてください。

多少電力消耗が激しくなる

誤差レベルかも知れませんが、常駐しますし、通信をフィルタリングするためAdGuardを利用していない場合と比べると電力消耗が激しくなります。

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AdGuardのインストール

ということで利用するためにインストールしましょう。

一般的にはGoogle Playからアプリをインストールしていると思いますが、このアプリは広告ブロックできてしまう(しかもアプリ内広告もブロックできてしまう)禁断のアプリなのでGoogle Playには存在していません。

そのため、公式サイトからapkをダウンロードしてインストールする必要があります。

Android端末から上のリンクにアクセスしてapkをダウンロードし、インストールしてください。

AdGuardの初回起動設定

インストールしたら早速起動して設定していきましょう。

起動すると規約同意を求められるので、規約を確認して同意してください。

次に詳細な設定かクイック設定かを選択することになります。あまり詳しくない場合はクイック設定にしておくと良いと思いますが、今回は詳細設定をしていこうと思います。

検索広告

GoogleやYahoo!での検索結果に表示される広告をブロックするかどうかの設定です。

好みではありますが、そこまでしつこくない広告なので、このぐらいは許してあげても良いと思います。しつこくない広告でも許せない場合はブロックしてください。

SNSウィジェット

TwitterやFacebookなどへ共有するボタンをブロックするかどうかの設定です。

そもそもTwitterやFacebookなどをやっていない人はブロックして良いと思いますが、SNSをやっていてよく共有しているような人はブロックすると不便になると思います。

迷惑要素

サポートウィンドウ、オンラインアシスト、クッキーの使用通知ポップアップなどをブロックするかどうかの設定です。

基本的には邪魔なのでブロックで良いと思いますが、サポートを利用したくなるかも知れない人はブロックしないでおきましょう。

プライバシー

自分に適した広告などを表示させるためなどに利用される追跡情報やアクセス解析などをブロックするかどうかの設定です。

自分のプライバシーを気にする人は高めの保護レベルにすると良いと思いますが、保護レベルと利便性は負の相関があるので無難にデフォルトの快適ぐらいが良いような気もします。

セキュリティ

セキュリティ的に怪しいサイトなどにアクセスしようとした場合に警告するかどうかの設定ですが、この機能は有料なのでとりあえずいいえ、後でにします。

HTTPSフィルタリング

暗号化されている通信もフィルタリングするかどうかの設定です。

ブロックできる広告が増えますが、暗号化されるはずの通信もAdGuardに覗かせることになるため、セキュリティ的にはあまりよろしくありません。

徹底的に広告をブロックしたい場合は今すぐインストールすると良いと思いますが、オフでも十分ブロックできるので後でが無難だと思います。

AdGuardはローカルVPNを使用

AdGuardでは広告をブロックするために通信をローカルVPN経由にしてフィルタリングします。

作成しないと広告をブロックできないのでローカルVPNを作成しましょう。接続リクエストは許可してください。しないと使えません。

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AdGuardの設定

この時点でほとんど使える状態になっていますが、さらにしっかりとブロックしたい場合はもっと詳しく設定していく必要があります。

一般設定

テーマ

好みのテーマにしましょう。私はダークです。

アクション

設定をエクスポートすることができるので、すべての設定が終わった後に設定をエクスポートしてバックアップしておきましょう。

コンテンツブロック

フィルタ

フィルターをすべてオフにしてください。代わりに自分で追加するフィルターでブロックします。

User rules

オンにして、右上のメニューからインポートを選び、AdGuardで検索して上の方に出てくるwikiに載っている自分に適したフィルターを導入してください。

DNSフィルタリング

DNSでブロックする設定です。

オンにしてください。

DNSフィルタをカスタマイズ

wikiにある自分に適したDNSフィルターを導入してください。

アプリの管理

デフォルトではほぼすべてのアプリでブロックするように設定されています。

そもそも広告が無くてブロックする必要のないアプリや、ブロックすると不具合が出るアプリも多いので、アプリの管理からブロックする必要が無いアプリを除外しておきます。

右上のメニューからまとめて変更をタップし、AdGuardによる保護が無効になるように設定します。

これでほぼすべてのアプリで広告ブロックがされなくなっているので、ブロックしたいアプリをタップしてAdGuardによる保護をオンにしてください。

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AdGuardを導入するとかなりの広告がブロックされます。

とはいえ、これではサイト運営者やアプリ開発者のモチベーションが0になることは必至なので基本的にはブロックしないようにしてあげてください。お願いします死活問題なんです!!!